外国人と英語でペラペラと話せるようになって、憧れの自分像に近づきたいと思いませんか?
街で、職場で、友人の前で――。
流暢な英語で外国人とコミュニケーションをとれる姿に、周りの人からも羨望の眼差しを向けられることでしょう。
しかし英語を話せるようになるにはかなりの練習量が必要です。
英語の練習量を増やすには海外に留学し、英語漬けの生活を送ることが一番の近道ですが、留学にかかる費用・時間は軽視できません。
この記事ではイギリス・スコットランド在住歴13年の筆者が、日本国内にいながら英語を話す機会を増やす方法を10選ご紹介します。
時間と費用を最大限に抑えながら、憧れの自分に近づく第一歩を踏み出しませんか?
イギリス北部スコットランド在住。関西出身。
大学在学中にカナダへ2年留学し英語と仏語を学ぶ。
大学卒業後、日系商社に勤務。
2011年結婚を機にイギリス・スコットランドに永住。
現在はスコットランド西海岸にある小さな町で子育てをしながら日本語教師として働く一方、フリーランスライターとして企業様のHP・コンテンツ・ブログ・メルマガなど幅広く執筆中。
趣味は読書、エクササイズ、ヒルウォーク、ガーデニング。
TOEICスコア930点、IELTSジェネラルモジュール バンド7.5
国内で英会話を話す機会は作れるのか?
昔と比べると外国人の数は増えてきたとは言えど、日本国内で英会話の機会を増やすことはまだまだ難しいと思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、国内で難しいと言われている英会話の機会も、工夫次第では増やすことが可能です。
筆者が大学生の頃も、通学型の英会話スクールに通いながら留学生と交流したり、英会話サロンに行ったり、国際交流会に参加したりと英会話の機会を意識して作り、最低でも週に2〜3回は英語を話す機会を得ていました。
それが功を奏し、いざカナダに留学した時には日常会話に困らないぐらい英語が話せる状態になれていました。
英語を話す機会を増やす方法11選
英語を話す機会を増やすためにおすすめしたいのが以下の11の方法です。
方法①:オンライン英会話
日本国内で英会話の練習をする際に、何よりも大切なのが練習量です。
そこで最初におすすめしたいのが自宅にいながら外国人講師とレッスンが可能なオンライン英会話。
今では色々なスクールがオンラインレッスンを提供しているので、費用・コース・サービス・評判を見ながら自分に合ったオンライン英会話がきっと見つかるはずです。
オンライン英会話の魅力
オンライン英会話の魅力は、言わずもがな自宅にいながらレッスンを受けられることです。
仕事に学業に育児に付き合い……と、毎週同じ曜日の同じ時間帯にレッスン時間を確保しにくい人にとって、自宅がレッスンの場になるのは大きな魅力ではないでしょうか。
自宅なので移動時間や身支度も必要ありません。
またオンライン英会話は通学型の英会話スクールと比べて、レッスン料金が安価に設定されているのもうれしいポイント。
週に複数回のレッスンを受けても、週1の通学型の英会話スクールより費用を抑えることが可能です。
練習量を確保するために最もおすすめのオンライン英会話とは
筆者が実際に受講したネイティブキャンプというオンライン英会話では、定額で英会話レッスンが受け放題だったので、時間と費用という2つの壁をクリアしながら英会話の練習量を積むことができました。
ネイティブキャンプのプラン料金や受ける際の注意点については、以下の記事をご覧ください。
方法②:一人で練習
- 外国人や講師と英語で話す前に少し準備したい
このように思っている方におすすめなのが、英会話の一人練習です。
と思われるかもしれません。
もちろん一人ではできない英会話の練習もありますが、今は教材のみならず、英語学習用のアプリもとても充実しています。
便利な英語学習用のアプリはリスニングや文法などの練習のみならず、AIによるスピーキングの練習や発音判定もできるようにデザインされているものがほとんど。
よりたくさんの英語音声を耳にし、よりたくさんアウトプットを繰り返すことで、かなりの練習量を積むことが可能なのです。
以下の記事で英会話を一人で練習する方法やおすすめのアプリを紹介しています。
「まず一人で英会話の練習をはじめたい」と思っている方は参考にしてみてください。
方法③:通学型英会話スクール
定期的に時間をとれる方には、もちろん通学型の英会話スクールもおすすめです。
通学型の英会話スクールのメリットは、なんといってもプロの外国人講師と同じ空間で同じ空気を共有できること。
外国人講師と会話が弾む楽しさや、発音・イントネーションの間違いをすぐに直してもらえる環境に加え、疑問をその場ですぐに質問できる点も通学型英会話スクールのメリットです。
同じ英語力のクラスメイトと学べる利点もあります。
自分と同じぐらいの英語力の人と一緒に学ぶことで、お互いにモチベーションを高め合うことができますし、英語力に差を感じて自信を失くすこともありません。
方法④:英会話サークル
英会話サークルは、英会話サロンと呼ばれることもあります。
外国人がいるかどうか・どの国籍の人がいるかどうか、などは各英会話サークルによって異なるものの、英会話ができるようになりたい・英会話を練習したいと思っている人たちが集まってフリートーク形式で英会話を楽しむスタイルが一般的です。
筆者も学生時代、英会話サロンを利用したことがあります。
参加者の英語力に差があるのが、英会話スクールとは大きく異なる点です。
仕事で毎日英語を使っているという方から趣味で英会話を始めたばかりの主婦の方まで色々な方が参加していました。
方法⑤:外国人の恋人・友人を作る
外国人の恋人や友人ができると、英語を話す機会は飛躍的に増えます。
そして恋人や友人を作るには、まず外国人と出会うところから始まります。
と疑問をお持ちの方は以下の方法を試してみてはいかがでしょうか?
アプリを使う
外国人の恋人を作るのであれば効率のいいアプリ使用がおすすめ。
アプリのメリットはあらかじめ相手のプロフィールを確認できるところです。
外国人と出会えるおすすめのマッチングアプリは以下の3つです。
マッチドットコムには日本版と海外版があります。
日本版を使うと日本に住んでいる外国人と出会えるメリットが。
海外版ではより多くの外国人登録者が対象となるので、出会いの確率もアップする可能性大!
パブに行く
恋人・友人にこだわらず、外国人との出会いを模索している方はたくさんの外国人がよく利用する場所に行くのがおすすめです。
中でも特にイギリス人がよく足を向けるのがパブ!
イギリス人にとってパブはお酒を飲むだけでなく、友達と語らったり、スポーツのライブ中継を見たり、クイズや音楽イベントを楽しむ社交の場として発展してきました。
パブに行くメリットは、会う前から連絡先を交換しなくてもいいことと実際に会って気が合いそうな人を見極められる点です。
話している中で英語学習していることも伝えられるため、相手も「英語の練習がしたいんだな」と目的を理解した上で知り合いになれます。
実際に話しをしたり、どんな感じの人なのか印象を見てから連絡先を交換したり、次に会う約束を取り付けられるので、
- 会う前から連絡先を交換したくない
- 実際に話してみてどんな人か見極めたい
とお考えの方は、パブに足を運ぶ方が向いているかもしれません。
以下の記事でイギリス人に会える可能性の高いパブを紹介しています。
外国人の集まるパブを知らない方はぜひ参考にしてみてください。
方法⑥:シェアハウスを利用する
シェアハウスを利用するのも1つのアイデアです。
外国人が住んでいるシェアハウスでは、外国人と一緒に毎日生活するので、外国語に触れる機会が必然的に増えます。
ネイティブスピーカーが身近にいる生活は、英語学習者にとってとても魅力的ではないでしょうか。
特に東京エリアに展開するクロスハウスは外国人にも対応しているため、他のシェアハウスと比べると外国人と共同生活できる可能性が上がります。
事前に英語話者がシェアハウスに住んでいるかどうか、確認しておきましょう。
心許せる気の合う外国人の友人ができてから、シェアハウスで生活することを提案してもいいかもしれません。
方法⑦:ホームステイの受け入れをする
ホストファミリーになり、海外からの留学生を自宅に受け入れるのも1つのアイデア。
留学生を受け入れる場合、自宅での普段の生活がそのまま国際交流の機会になるのが魅力です。
ホストファミリーになる場合、一般的にいくつか条件が設けられていることがほとんど。
以下が多くのホームステイの受け入れに共通している条件です。
- 個室の提供
- 食事の提供
- 異文化への理解
個室の提供では、ただ単に部屋だけでなくインターネットやWi-Fi環境、ベッドや寝具、冷暖房、生活必需品の準備などが含まれる場合がほとんどです。
またペットの有無や喫煙NG、留学生の受け入れ経験などを確認されることもあります。
留学生を受け入れる多くの場合、1日に2〜3食の食事提供が含まれます。
宗教上の理由から食べられないものがある場合や、宗教の理由以外にもアレルギーやライフスタイル(ベジタリアンなど)によって食べられる食材はさまざま。
そのため相手に合わせた食事提供が可能かどうか、留学生の希望する回数の食事提供が可能かどうか確認される場合も。
また異なる文化で生まれ育った留学生を温かく迎え入れるために、受け入れる家族全員が相手の文化を理解しながら、日本の文化を教えてあげようという気持ちを共有していることも必要です。
【参考サイト】特定非営利活動法人JFIE
【参考サイト】公益財団法人 AFS JAPAN
方法⑧:ファームステイをする
英語を話す機会を作る方法としてファームステイを思い浮かべる人は意外と少ないのではないでしょうか?
近年、農家に宿泊しながら農業体験ができるファームステイは訪日外国人の間で人気急上昇中なんだそう。
日本政府観光局(JNTO)の発表では2024年2月の訪日外客数は2,788,000人となり、2月としては過去最高を記録。
訪日外客数は今後も増え続けていくと予想されます。
そして訪日外客数の増加とファームステイの人気から、外国人観光客を受け入れる農家は今後も増えていくと思われます。
ファームステイのメリットはなんといっても外国人と一緒に生活をともにできること。
日本にいながら、ワーキングホリデーに近い環境を手に入れることができるのです。
ファームステイによっては宿泊費・食費込みのところも!
【参考記事】外国人客が殺到するファームステイの秘密とは?──中込農園(山梨県南アルプス市)
【参考サイト】訪日外客数(2024年2月推計値)
方法⑨:留学生と友達になる
日本に来ている留学生と友達になるのもおすすめです。
海外からの留学生は、日本の文化を学びたい・日本語を磨きたい・日本人の友達が欲しいと思っているため、日本人から声をかけてくれることを喜んでくれる方がほとんど。
留学生の友達が一人できると、他の留学生も紹介してもらえたので一気に英語話者の交友関係が広がりました。
方法⑩:国際交流会に参加する
筆者が社会人になってから参加した経験のある国際交流会もおすすめです。
国際交流会は英語がネイティブではないアジア圏の人もたくさん参加していますが、その多くが英語もしっかり話せます。
私が参加していた国際交流会では、月に2回ある定例会から、お花見や紅葉狩り・バーベキュー・各種パーティーなど各種イベントを計画して国際交流をしていました。
定例会では会議室を借り、英語を使いながら2〜3時間、外国人の日本語練習をサポート。
そして定例会後にみんなでレストランやカフェに行く、というのがお決まりでした。
参加していた外国人は日本人から日本語や日本文化を学びたい人や日本人の友人が欲しいと思っている人が多かったです。
イベントを楽しみながら外国人と英語をたくさん話せるので、私自身も英語が飛躍的に上達しました。
また国際交流会を通して本当に気の合う外国人の友達ができ、交流会のみならず、プライベートでも食事に行ったり、買物に行ったりと英語を話す機会が広がりました。
私の国際交流体験
ちなみに筆者の私が当時参加していた国際交流団体は「地球市民交流会 神戸市支部」で「GCCG神戸」と呼ばれていました。
▼地球市民交流会のサイト
私は神戸市出身なのですが「神戸国際交流センター」という在日外国人のための支援施設があり、そこの掲示板でGCCG神戸のことを知り参加しました。
その当時(2006〜2008年ごろだったと思います)はスマホも普及する前でしたので、今のような便利なアプリもなく、このような国際交流センターに足を運び、掲示板を活用していました。
今では日本各地で開催されるイベントを検索できる「こくちーず」というサイトがあります。
方法⑪:国内留学する
日本国内にいながら留学ができるサービスをご存知でしょうか?
国内では外国人家庭にホームステイし、英語漬けの環境を体験するという国内留学スタイルがあります。
期間も週末のような短期から長期まで選択できるので、時間と費用を抑えながら、自分が希望する期間、ホームステイさせてもらえます。
週末や連休を利用して定期的に英語漬けの環境に身を置いてみるのもいいかもしれません。
▼国内留学を探す際に参考にできるサイト
国内で英語を話す機会を増やす上での注意点
日本国内にいながら、工夫次第ではこんなにも英語を話す機会を増やすことができます。
英語を話す機会が増えると、自然に英語の習得スピードも上がります。
しかし英語を話す機会を増やし、英語学習を進める上で心に留めておいてほしい大切なポイントが3つあります。
注意点①:インプットの時間もしっかり取る
1つ目はインプット時間もしっかり取ること。
インプット時間とは、つまり学習時間のことです。
外国人との生きたコミュニケーションを楽しむあまり、学習時間を疎かにしてしまっては本末転倒です。
表現の幅を広げたり、語彙力を伸ばすためには、教材や英語コンテンツを使って文法・単語・リスニングの学習を組み合わせた学習が必要不可欠。
注意点②:自分に一番合う方法を模索する
2つ目は自分に合った方法を見つけて、継続していくことです。
例えば、人見知りの人やお酒が苦手な人がパブや国際交流会に参加すると、ストレスの方が勝ってしまうことがあります。
また費用を節約することを最重要項目に考えている方にとって、費用がかさむ方法は適しているとは言えません。
自分に合わない方法を選んだ結果、英会話の練習を継続するのが難しくなってしまう場合も考えられます。
自分が無理なく楽しく継続できる方法を見極めるのも、英語の習得に大切なポイントだとしっかり認識しておきましょう。
注意点③:複数の方法を組み合わせる
最後は複数の方法を組み合わせること。
英語の習得には、スピーキング・リスニング・ライティング・リーディング以外に、
- 語彙力
- 発音
- イントネーション
- リズム
- ボディランゲージ
に代表されるような非言語コミュニケーションスキルまでいろいろな要素が複雑に組み合わさっています。
そのため外国人と実際に話す機会を持つ以外にも、教材を使った学習や、動画を使った学習など複数の学習方法を組み合わせ、多くの要素を広くカバーすることが必要になってきます。
しかし、やみくもにたくさん手をつけてしまうと、継続が困難に。
初心者が国内で英会話を始めるならどの方法がおすすめか
「国内でも英語を話す機会は作れる……」と言っても、実際に街やパブで知らない外国人にいきなり声をかけるのは勇気が要りますよね。
いきなり話しかけられた外国人も驚いてしまうかもしれませんし、お住まいの地域によっては、街を歩いていても外国人がいないという方もいるかもしれません。
そこで筆者がおすすめしたいのが前述のオンライン英会話ネイティブキャンプです。
ネイティブキャンプはオンライン英会話レッスンサービスで、スマートフォンアプリやPCを使って外国人講師のレッスンを受けられるサービスです。
料金プランは、3つの通常プランとネイティブ受け放題プラン2つが用意されています。
- プレミアムプラン:25分×回数無制限:6,480円
- ライトプラン:25分×予約レッスン月8回:5,450円
- ファミリープラン:25分×回数無制限:1,980円
- プレミアムプラン+ネイティブ受け放題オプション:25分×回数無制限:16,280円
- ファミリープラン+ネイティブ受け放題オプション:25分×回数無制限:11,780円
※料金は税込
中でも筆者のイチオシは、一番人気のプレミアムプラン。
プレミアムプランでは月額6,480円で、外国人講師のレッスンが回数無制限で受けられます。
オンラインレッスンなので学業・仕事・家事・育児に忙しい方も、自分のライフスタイルに合わせて、好きな時間に好きな回数だけレッスンを受けることが可能。
時間さえあれば英会話レッスンを一日中受けて、国内留学とも言える環境を作ることもできてしまうのです。
またオンライン英会話レッスンのため自分の個人情報を講師に直接伝えることがなく、気の合わない人や変わった人とトラブルになる心配もありません。
老若男女関係なくどなたでも安心して使えるオンライン英会話レッスンサービスです。
「ネイティブキャンプを受けてみたいけど、緊張して一歩を踏み出せない・・・!」という方は、以下の記事をご覧ください。
読み終わる頃にはレッスンを受ける勇気が出ているはずです。
まとめ
日本国内にいながら英語を話す機会を増やす11の方法とその注意点をご紹介しました。
英語を話す機会を増やす方法11選
- 方法①:オンライン英会話
- 方法②:一人で練習
- 方法③:通学型英会話スクール
- 方法④:英会話サークル
- 方法⑤:外国人の恋人・友人を作る
- 方法⑥:シェアハウスを利用する
- 方法⑦:ホームステイの受け入れをする
- 方法⑧:ファームステイをする
- 方法⑨:留学生と友達になる
- 方法⑩:国際交流会に参加する
- 方法⑪:国内留学する
国内で英語を話す機会を増やす上での注意点
- 注意点①:インプットの時間もしっかり取る
- 注意点②:自分に一番合う方法を模索する
- 注意点③:複数の方法を組み合わせてみる
外国人と直接対面する方法からオンラインの方法まで、英語を話す機会は作ることができます。
生活スタイルや費用面・時間面での条件はひとそれぞれ。
自分に合った方法で、ぜひ英語で話す機会を増やしてみてください。